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リバースモーゲージ活用術 Vol.2 充実した人生を送るために、万が一に備えた入院・医療費対策編

リバースモーゲージ活用術
本庶佑教授のノーベル賞受賞が話題となった2018年。改めて医療の進化が老後の充実した人生を支えることを認識させられました。京都大学高等研究院特別教授である本庶佑教授が開発した“オプジーボ”は免疫療法によるがん治療薬として大変注目を集めています。本庶先生は2050年までにはほとんどのがんを免疫療法で治療できるようになるだろうと発言されました。ただし現在は、先端医療が大変高額なものであることも事実です。

シニア世代にとって、病気やケガなどの問題は避けて通ることはできません。安心して老後生活を過ごすためには、万が一のときに備えた、入院・医療費対策が不可欠です。ただ、収入が限られているシニア世代にとっては、手元の預金の中から、万が一のための資金を準備しておくのは難しいことでしょう。特に先進医療を受ける場合は公的医療保険の適用外となるため、医療費が非常に高額になるケースが多く、不安が残ります。
そのようなときに預金を取り崩さずに必要な資金を準備する方法があります。そこで今回はリバースモーゲージを活用した『もしものための資金準備』をご紹介します。

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■あなたは大丈夫? シニア世代の健康事情
■高額な先進医療は公的医療保険の適用外に
■これで安心! 万が一のための資金準備
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あなたは大丈夫? シニア世代の健康事情

充実した老後生活を送るために、健康は欠かせない要素です。毎日を元気に過ごせてこそ趣味や仲間との交流を楽しむことができます。

一方で病気やケガは避けては通れない問題です。
厚生労働省の「国民生活基礎調査」(平成28年)(※1)によると、65歳以上のご高齢の方の半数近くが病気やケガなどで何らかの自覚症状を訴えており、4分の1が日常生活に影響があるという結果がでています。
また厚生労働省の「患者調査」(平成26年)(※2)によると、病気やケガで病院にかかる割合を示す受療率も、65歳以上の方が入院患者全体の7割を占めており、なかでも悪性新生物(がん)の割合が最も高くなっています。やはり年を重ねるとともに病気との関わりも多くならざるを得ないのが実情です。

(※1)平成28年 国民生活基礎調査 厚生労働省
    平成28年 国民生活基礎調査の概況 厚生労働省
(※2)平成26年(2014)患者調査の概況 厚生労働省

気になるのは医療費です。厚生労働省の「平成28年度 国民医療費の概況」(※3)によると、65歳以上の国民一人あたりの医療費は1年間で約72.7万円です。自己負担部分だけでも約7.3万円〜21.8万円になります。

(※3)平成28年度 国民医療費の概況 厚生労働省

年金収入が中心のシニア世代にとっては、医療費の負担はやはり不安なもので、さらに入院や手術など臨時での大きな出費が加わると、資金面での影響も大きくなります。
リバースモーゲージ活用術

高額な先進医療は公的医療保険の適用外に

ご高齢の方の医療については公的医療保険制度が充実しており、病院での受診や治療に対する負担額は3割です。75歳以上の後期高齢者の場合はさらに負担額は軽くなり所得に応じ1〜3割の負担額となります。また、医療機関等で支払う医療費が1ヵ月で上限額を超えた場合、その超えた額が支給される「高額療養費制度」もあります。

ただし実際には家族が入院すると医療費以外のお金も多く必要になります。差額ベッド代(個室料)・交通費など保険ではカバーできないお金や細かい出費が増加してしまうためです。

その他にも高度な先進医療を受けた場合は自己負担が大きくなります。
先進医療は、高度な医療技術を用いた治療法や医療技術のうち、公的医療保険の対象にまだなっていないものの、一定の基準を満たしていると厚生労働省から治療を認められているものです。がんの治療などでは重粒子線治療や陽子線治療、免疫療法などが注目され、先進医療を利用したいという方も増えてきています。

ただしネックになるのは治療費です。先進医療の治療費は公的医療保険の対象外となるため、全額自己負担になります。たとえば重粒子線治療には一回あたり約300万円の治療費がかかります。もちろんもう少し費用のかからない先進医療もありますが、全額自己負担という点では通常の治療費に比べると負担が大きくなります。

問題はこれらの資金をどう準備するかです。
預金の取り崩し・・・収入が年金収入のみの世帯にとっては預金の取り崩しは不安が大きいものです。
借り入れ・・・一般的なローン商品では、現役時代とは異なり、収入面や年齢条件で審査の対象外となってしまいます。
自宅の売却・・・急な出費への対応としては時間的に余裕もなく、なにより住み慣れた自宅を離れるというのは避けたいところです。
リバースモーゲージ活用術

これで安心! 万が一のための資金準備

そのような状況で、最近注目されているのがリバースモーゲージの活用です。
リバースモーゲージは自宅不動産を担保にして融資を受けられる金融商品で、自宅に住み続けながら利用することができます。
融資を受けた資金の使いみちがリフォームなどに限定された商品も多いですが、資金の使いみちが自由(事業目的・投資目的を除く)な商品もあり、現在年金収入のみの方でも利用できますので、シニア世代にとっては非常に便利な商品といえます。

お借り入れの方法は
・一括でまとまった資金を借り入れする方法
・定期的に生活費として引き出す方法
・融資極度額のみを先に設定する方法
などが選べます。

【活用方法 1】
急な入院や手術に備え、あらかじめ融資極度額だけを設定しておきます。
融資極度額が設定されていれば、いつでもお借り入れが可能なので、急な出費にも対応できます。もちろん借り入れの残高がなければ利息もかかりませんし返済する必要もありません。

【活用方法 2】
急な支出に備え、まとまった資金をあらかじめお借り入れておきます。
預金連動型のリバースモーゲージ商品なら、お借り入れと同じ額の預金残高がある場合には、利息がかかりません。余裕資金として手元の資金を手厚くしておくと安心できます。

いずれにしても、万が一の出費に備える対策は、自分が元気なうちにしておくことが大切です。急な病気やケガで予定外の出費が必要になるときなど『もしものための資金準備』としてリバースモーゲージを検討してみてはいかがでしょうか。


【出典元】
平成28年 国民生活基礎調査の概況 厚生労働省
平成28年 国民生活基礎調査 厚生労働省
平成26年(2014)患者調査の概況 厚生労働省
平成28年度 国民医療費の概況 厚生労働省

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